食物アレルギーに関心を持ったのは、2019年頃からです。
理由は、足のすねを爪で強くかいてしまい、あざのような跡のようになってしまったからです。
爪で強くかいている時というのは、仕事中イライラするときや寝ている最中でほとんど無意識です。
最初は、職場の近くの皮膚科に通い、その後、自宅の近くの皮膚科に通いました。
職場の近くにある皮膚科では、数日で皮膚の症状はよくなりましたが、残念ながら数週間が経過すると再発しました。以前とは違う箇所の足のすねまわりを爪で強くかいてしまい、また違う場所にあざのような跡ができました。
不思議なのは、「かゆい」と感じていないのに、無意識に爪で皮膚をかいてしまうという現象です。
自宅の近くにある皮膚科では、靴下の蒸れなどをうたがわれましたが、私は足のすねを覆うような靴下は持っていませんし履いていないので、血液検査をおこなってくれました。
結果的に血液検査の結果からは、はっきりした原因が特定できないため、かゆみを抑えるもの、皮膚の保湿をキープするものを処方してもらいました。
しかし、3か月経っても状況はかわらずでした。
このままでは、皮膚の炎症がおさまらないと思い、皮膚炎について書籍を10冊以上読みました。そこで有益な情報を得ました。
親身になって相談にのってくれる皮膚科はどうやってみつけたらいいのか?
親身になってくれる皮膚科の先生は、日常食べている物や使っている洗剤、絨毯やソファーを使っているか、布団の種類などについて質問した上で、原因となるものを一つずつ確認していってくれる先生です。親身になってくれる皮膚科では、食事や生活環境を変えていくことが必要なので根気がいるかもしれません。
しかし、見つかったいい皮膚科が自宅から遠かった場合、通院が大変になると思いました。
ちょうどその時、「食物アレルギー検査」というものを知りました。
アレルギー反応には大きく2つあり、原因となるアレルギー物質に対して、すぐに症状があらわれる「即時性フードアレルギー」と、時間が経過してから症状を引き起こす「遅延型フードアレルギー」に分かれます。
食物アレルギー検査も「即時性フードアレルギー検査」と「遅延型フードアレルギー検査」があります。
私の場合は、「遅延型アレルギー」の可能性が高いかもしれないと思い、
「 IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]」を注文しました。
「IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]」を選んだ理由
「 IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]」は、
日本人が飲食する食べ物や飲み物を中心とした、乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、コーヒー、スパイス、昆布など96種類の日本標準パネルです。
普段、飲食しない食物について検査しても意味がないので、日本人が日常よく食べる食品に絞った点はとてもいいと思いました。
この商品・サービスは、医療機器承認番号を取得しており、アメリカの研究所で
遅延型のIgG抗体を調べる96項目のフードアレルギー検査 をおこなっています。
検査項目は下記の表をご覧ください。
肉類 | 牛、鶏、鶏卵(卵白)、鶏卵(卵黄)、アヒル卵(全卵)、鴨、ラム、豚 |
シーフード | イワシ、ハマグリ、タラ、カニ、オヒョウ、タコ、カキ、バラフエダイ、サケ、ホタテガイ、エビ、イカ、マグロ、サバ |
穀物/豆/ナッツ | アーモンド、オオムギ、そば粉、カシューナッツ、栗、トウモロコシ、クルミ、さやいんげん、グリーンピース、キドニー豆、雑穀(イネ科)、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、ライムギ、ゴマ、大豆、スペルト小麦、全粒小麦、小麦グルテン、白米、麦芽、マカダミアナッツ |
フルーツ | リンゴ、アボカド、バナナ、網メロン、サクランボ、ココナッツ、グレープフルーツ、緑ブドウ、キウイ、レモン、マンゴー、オリーブ、オレンジ、モモ、ナシ、柿、パイナップル、プラム、いちご、スイカ、ホップ、アンズ、ブルーベリー、イチジク |
野菜 | アスパラガス、ビーツ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、ピーマン、レタス、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、サツマイモ、トマト、ジャガイモ |
スパイス | バジル、黒胡椒、唐辛子、カレーパウダー、しょうが、マスタード、バニラ、シナモン、コリアンダー、ペパーミント、パセリ |
その他 | 製パン用イースト/醸造用イースト、紅茶、カカオ、コーヒー、蜂蜜、マッシュルーム、さとうきび |
検査結果
約2~3週間で結果報告書が届きました。
意外な検査結果に驚きました。
一番アレルギー反応が高い食品が「マッシュルーム」「鶏卵(卵白)」「鶏卵(卵黄)」「牛乳」「小麦」だったのです。
まさかの卵。笑 小麦まで。。
卵は、ほぼ毎日食べていましたし、小麦を使ったパン、ケーキ、お好み焼きなどもたまに食べてました。
よくグラフを見ると麦芽やオート麦もかなり反応しています。
ここで注意しなければいけないのは、毎日摂取している食品は、アレルギー反応として高い数値が出る可能性があるということでした。
ですので、まずは卵や小麦を控えることにしました。
アレルギー反応が高い食品の摂取を控えて3か月が経過しました。
かゆみはなく、爪で皮膚をかいた跡は治まりましたが、まだ完全にはかいた跡は消えていません。
個人的に、おそらく皮膚科でもわからない可能性が高いアレルギー反応している食品がある程度絞り込めたので、アレルギー食品の検査をしてよかったと思います。
毛髪ミネラル検査を受けたことで、大人になってからアレルギー反応する食品があることに気づけたので検査してよかったです!
是非一度、検査をおすすめします。