2019年のテレ東のテレビ番組「主治医が見つかる診療所」の「ミネラルを上手に摂る裏ワザ」の中で、日本人に不足がちなミネラルについて特集されていました。
アレルギー体質の私は、普段ミネラル不足になることを防ぐためナッツやレーズンを毎日食べています。
ミネラルは体の中で作ることができないため、外部から摂取することが必要など知ったからです。
一般的に知られているミネラル不足による症状としては、貧血になる。抜け毛が増える。肌荒れ。よく眠れない。爪が割れやすい。などです。
人間のからだの大半は酸素、炭素、水素、窒素の4元素で、残りはミネラルで構成されています。
ミネラルとは、銅、鉄、亜鉛、カルシウム、ナトリウム、リンなどのことです。
また、ミネラルには、必要なミネラルと有害なミネラル(有害金属)があります。
ミネラルが不足していないかを調べるために、「毛髪ミネラル検査」をやってみました。
毛髪ミネラル検査とは?
自分の毛髪をもとに、体に必要なミネラルと有害なミネラルの量を数値化してくれる検査です。病気にならない体づくり(一次予防)として有効な検査です。
検査結果
必須ミネラル
ミネラルが少なくて要注意のミネラルが、クロム、マンガンでした。
クロムとは?
インスリンの働きを助け、糖や脂質代謝に欠かせないミネラルです。クロムが不足すると動脈硬化になる可能性が高くなります。クロムを多く含む食品は、牛肉、豚肉、そば、大豆製品、たけのこ、わかめなどです。
マンガンとは?
酸化ストレスに対抗するために欠かせないミネラルです。マンガンが不足すると、糖脂質代謝、骨代謝、生殖機能、皮膚代謝などに影響が出ると言われています。マンガンを多く含む食品は、大豆製品、くるみやアーモンド、のりなどです。
そして良好だったミネラルは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン、ヨウ素、モリブデン、鉄、銅でした。これの結果は、毎日意識して摂取しているナッツ類やレーズンのおかげですね!こうやって数値になって良好だとわかると達成感があります。続けていてよかったー。
摂りすぎ要注意のミネラルは、亜鉛でした。笑
絶対アーモンドの影響だと思います。アーモンドを食べるのは、ほどほどにしようと思います。
亜鉛とは?
生命活動に欠かせない重要なミネラルです。亜鉛不足になると、免疫機能の低下、味覚や皮膚に障害、貧血などの症状が出るようです。亜鉛を多く含む食品は、大豆製品、カシューナッツ、アーモンド、まいたけ、赤身肉など。
また、亜鉛の値が高くても、有害ミネラルが高い場合には、体内で亜鉛が不足している可能性があるようです。
有害ミネラル
問題がない範囲の量だった有害なミネラルは、カドミウム、水銀、鉛、ベリリウム、アルミニウムでした。
そして、有害なミネラルの量で要注意だったのが、ヒ素です!
え?何を食べたらヒ素がこんな高い数値になるのだろう。ヒ素が比較的多く含まれているのが、野菜や果物の残留農薬、井戸水、温泉水などのようです。野菜や果物はほとんど毎日食べているので農薬が50%以下の野菜か無農薬野菜などを摂取する必要があるかもしれません。また、解毒や排せつを促進する食品があり、雑穀や豆類、小型の魚がいいようです。
ヒ素が蓄積すると、色素沈着、皮膚角化症、皮膚がんになる可能性が高くなるようです。これは、放置するとやばいですね。。
ミネラル検査の結果から改善したこと
この日から食事にも変化をつけました。1つは、魚。小さな魚はヒ素の解毒作用があるとアドバイスがあったからです。脳の栄養にもなるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれる青魚。産地直送便のイワシ、さんまなどを週に2回食べるようにしました。白米は、玄米を混ぜて食べるようにしました。蕎麦は、週2回食べてるよにしています。毛髪ミネラル検査の結果報告と別にミネラルガイドの冊子が入っていました。
検査結果に付属していたミネラルガイドには、有害ミネラル対策のための栄養素、食品が掲載されていました。有害ミネラルの毒性軽減として、たくさんの食材がありましたが、その中から定期的に摂取できそうな、魚(いわし、さんま)、玄米、蕎麦を選びました。
また、ミネラルガイドブックには、有害ミネラルの排泄促進、有害ミネラルに対抗する体内環境の整備、有害ミネラルから細胞を守る食品も記載されていました。これは、とても有益な情報でした。
歳を重ねていると知らない間に蓄積する有害ミネラル。何度も言ってますが、コーヒーは要注意です。
食事中や食後にすぐコーヒーを飲むと、カフェインがカルシウムの吸収を阻害して、体外に排出する作用があります。管理栄養士の見解では食後30分後、または1時間ぐらい経ったあとにコーヒーを飲んだ方がいいとありました。
食後のコーヒーは美味しいのですが、必要な栄養を台無しにしてしまうのも嫌ですよね。
健康寿命を少しでも伸ばしたい方は、ミネラル検査をおすすめします。